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温活手帖2026.10.10

岩盤浴のマナー|スマホや本は持ち込める?室内の過ごし方

岩盤浴のマナー|スマホや本は持ち込める?室内の過ごし方

「岩盤浴の中って、スマホを見ていていいの?」「本を持って入ってもいい?」「何もせずに寝転んでいるだけだと、手持ちぶさたになりそう」。初めての岩盤浴では、こうした疑問が浮かぶ方が多いと思います。

先に結論をお伝えすると、スマホや本を持ち込めるかどうかはお店ごとのルールで決まります。持ち込めるお店でも、岩盤浴のマナーとして気をつけたいのは「音」「光」「熱と湿気」の3つです。そして、何も持たずに入っても、時間は思ったより短く感じるものです。

この記事では、スマホ・本・イヤホン・飲み物・アクセサリーといった持ち物ごとの注意点と、会話や場所取り、汗の後始末など持ち物以外のマナー、何も持ち込まない日の過ごし方を順番にお話しします。

スマホや本は持ち込める?まずお店のルールを確かめる

岩盤浴室へのスマホや本の持ち込みは、施設によって対応が分かれます。全面的に控えてもらうお店もあれば、エリアを分けているお店、音と撮影に配慮すればよいとしているお店もあります。

そのため「岩盤浴ではこうするもの」という全国共通の決まりはありません。行く予定のお店の案内を見るか、受付で一言たずねるのがいちばん確実です。

確かめるタイミングは、次のどれかがスムーズです。

  • 予約のとき、または来店前に公式サイトの案内を見る
  • 受付で館内着を受け取るときに「スマホは中に持って入ってもいいですか」と聞く
  • 浴室の入口や休憩室の掲示を見る

岩盤健康革命でも、持ち込みについて迷ったときは受付でスタッフにお声がけください。初めての方には過ごし方の目安もあわせてご案内しています。

当店の浴室は、薄暗く、低温室が38℃・高温室が40〜42℃、男女兼用という環境です。この記事でお伝えする注意点は、その環境から考えた目安です。持ち込みの可否そのものは、来店時に受付でご確認ください。

なお、岩盤浴でよく出てくる言葉の意味から知っておきたい方は、岩盤浴の読み方は「がんばんよく」|初めてでも困らない用語ミニ辞典もあわせてどうぞ。

岩盤浴のマナーの基本は「音・光・熱と湿気」

持ち込めるお店であっても、岩盤浴室は静かに横になる人が集まる場所です。そこで気をつけたい点は、大きく3つに整理できます。

音と光は「周りの人への配慮」、熱と湿気は「自分の持ち物を守るための注意」です。この2つを分けて考えると、判断しやすくなります。

持ち込むもの 音 光 熱と湿気
スマホ 着信音・通知音・バイブの振動音 薄暗い室内では画面の明かりが目立つ 温まった石の上に置くと本体が熱を持ちやすい。汗や湿気も苦手
本・雑誌 ページをめくる音はほぼ気にならない 読むための明かりを足すと周りにひびく 汗や湿気で紙が波打ったり、表紙が反ったりしやすい
イヤホン 音漏れ。周りの声かけに気づきにくい ほぼ影響なし 汗や湿気で傷みやすい。小さいので暗い室内で見失いやすい
スマートウォッチ 通知の振動音・アラーム 手首を動かすと画面が点灯する 電池を内蔵した電子機器。金属部分も温まりやすい
モバイルバッテリー なし なし 高温の場所に置かないよう公的機関が注意を呼びかけている
飲み物 氷やペットボトルの音 なし こぼすと石やタオルが濡れる。ふたが閉まる容器が前提

表のとおり、スマホは3つすべてに関わります。本は静かですが、紙が湿気に弱いのが難点です。イヤホンは、音漏れと紛失が気をつけたい点になります。

岩盤浴室で気をつけたい3つのポイント(音・光・熱と湿気)を、スマホ・本・イヤホンのアイコンと組み合わせて示した図解

図:岩盤浴室で気をつけたい3つのポイント(音・光・熱と湿気)を、スマホ・本・イヤホンのアイコンと組み合わせて示した図解

「周りに迷惑をかけたくない」という気がかりは、音と光の2つを押さえればほぼ解消できます。残りは、自分の持ち物が傷まないかどうかの話です。

スマホを持ち込む前に知っておきたい「使用温度0〜35℃」と室温の関係

スマホの熱については、メーカーが具体的な数字を出しています。たとえばAppleは、iPhoneやiPadを周辺温度0〜35℃の場所で使うよう設計しており、保管する場合は-20〜45℃の場所としています(出典:Apple サポート「iPhoneやiPadが高温または低温になりすぎた場合」)。

この数字を、岩盤健康革命の浴室の温度と並べてみます。石の温度は、室温より10℃ほど高くなっています。

場所 温度の目安 iPhoneの使用温度(0〜35℃)と比べると
低温室の室温 38℃ 上限を3℃上回る
低温室の石の表面 48℃ほど 保管温度の上限(45℃)も上回る
高温室の室温 40〜42℃ 上限を5〜7℃上回る
高温室の石の表面 50〜52℃ほど 保管温度の上限(45℃)も上回る

つまり、手に持って使うだけでも想定された温度の外になり、石の上にじかに置くと保管の想定も超える計算です。「岩盤浴でスマホが熱くなる」と言われるのは、この温度差が理由です。

Appleの案内では、本体が高温になると次のようなことが起きる場合があるとされています。

  • 充電が遅くなる、または止まる
  • 画面が暗くなる、または表示されなくなる
  • カメラのフラッシュが一時的に使えなくなる

Android など他のメーカーの機種も、それぞれ使用に適した温度を定めています。お手持ちの機種の取扱説明書やメーカーのサポートページを、一度見ておくと判断しやすいです。

スマホが熱くなったときの対処と、モバイルバッテリーを持ち込まない理由

浴室でスマホが熱くなったり、高温の警告が画面に出たりしたときの対処は、Appleの案内では次の流れです。

  1. 電源を切る
  2. 涼しい場所に移す(岩盤浴なら、浴室を出て休憩室へ)
  3. 温度が下がるのを待ってから電源を入れる

熱いまま使い続けたり、充電を始めたりするのは避けたほうが無難です。

スマホよりも気をつけたいのが、モバイルバッテリーです。消費者庁は、リチウムイオン電池を使った製品について、高温の場所に放置しないこと、熱い・膨らむ・異臭がするといった異常があればすぐ使用をやめて安全な場所に移すことを呼びかけています(出典:消費者庁 子ども安全メール Vol.684「要注意!暑い時期のリチウムイオン電池」)。

同じ注意喚起には、岩盤浴室で起こりやすい場面に当てはまる項目がほかにもあります。

  • 濡れたまま放置しない:汗で濡れた手やタオルに触れやすいので、製品の防水性能を確かめておく
  • 硬い場所に落とさない:石の床は硬く、薄暗い室内では手元が見えにくい
  • 座って圧力をかけない:タオルの下やポケットに入れたまま横になると、体重がかかる

スマホ、ワイヤレスイヤホン、スマートウォッチ、モバイルバッテリー、ハンディファンは、どれもリチウムイオン電池を使った製品です。モバイルバッテリーは浴室で使う場面がないので、荷物と一緒に置いておくのがおすすめです。

スマホを使うときのマナー:音・画面の明るさ・通話・撮影

スマホを持ち込めるお店で使う場合は、入室前に次の準備をしておくと安心です。

  1. マナーモードにしたうえで、バイブもオフにする(硬い石の上では振動音が意外とひびきます)
  2. アラームやタイマーの音が鳴らない設定になっているか確かめる
  3. 画面の明るさをいちばん暗くする
  4. 通話はしない。電話が来たら浴室を出てから折り返す
  5. カメラは使わない

画面の明るさは、設定でいちばん暗くしても、薄暗い室内では顔のまわりがぼんやり光ります。仰向けで顔の上に掲げると隣の方の視界に入りやすいので、見るなら体の内側に向けて短時間にとどめます。動画やゲームのように画面の色が次々に変わるものは、明かりのちらつきが目立ちやすいです。

置き場所にも気を配ります。石の上にじかに置かず、タオルの上に置いても熱は伝わるので、長く置きっぱなしにしないのが目安です。ポケットに入れたまま横になると体重がかかるため、これも避けます。

こうした点を考えると、「スマホは持って入らず、休憩室で見る」と決めてしまうのが、いちばん気楽な方法かもしれません。

撮影がNGな理由(盗撮と誤解されないために)

浴室内での撮影は控えるのが一般的なマナーです。理由は3つあります。

  • 館内着でくつろいでいるほかのお客様が写り込むおそれがある
  • 薄暗い室内では、フラッシュや画面の明かりが目立つ
  • カメラを向けられていると感じた方が、落ち着いて過ごせなくなる

法律の面でも知っておきたいことがあります。2023年(令和5年)7月13日に施行された性的姿態等撮影罪は、正当な理由なく、性的な部位や下着などをひそかに撮影する行為を対象にしています(出典:法務省「性犯罪関係の法改正等 Q&A」)。

自分の顔や手元を撮るだけのつもりでも、横になっている人がいる場所でスマホのレンズを向ければ、周りからは何を撮っているのか分かりません。岩盤健康革命の浴室は男女兼用ですので、なおさら配慮が必要な場所です。

誤解を生まないためには、浴室ではカメラアプリを開かない、レンズを人のいる方向に向けない、の2つを守るのが確実です。来店の記念に写真を残したいときは、撮ってよい場所があるかどうかをスタッフにおたずねください。

紙の本・漫画・雑誌は持ち込める?汗と湿気で傷めないための注意

本は音が出ないぶん、スマホより周りへの影響は小さめです。ただ、岩盤浴室ならではの読みにくさがあります。

  • 浴室が薄暗く、文字が追いにくい
  • 汗をかいた手で触るので、紙がふやけたり波打ったりしやすい
  • 仰向けで本を持ち上げ続けると、腕が疲れてしまう
  • うつ伏せで読むと、首や肩に力が入りやすい

岩盤健康革命の浴室も、落ち着いて横になれるよう薄暗くしています。読書に向いた明るさではないので、文字の細かい文庫本などは読みづらく感じる方が多いと思います。

「暗いならライトをつければ」と思うかもしれませんが、読書灯やスマホのライトは周りの方の目に入りやすいため、控えるのが無難です。

紙の種類によって、傷み方も変わります。

種類 傷みやすいところ
文庫本・単行本 汗のついた指で触れたページの端が波打つ。カバーが反る
漫画(コミックス) ページ数が多く、湿気を含むと全体がふくらみやすい
雑誌 つるつるした紙は、湿るとページ同士が貼りつくことがある
借りた本(図書館・レンタル・友人の本) 傷むと返すときに困る。持ち込まないのが無難
電子書籍リーダー 紙は傷まないが、スマホと同じく電池を内蔵した電子機器

それでも本を持って行きたい日は、次のように選ぶと後悔が少なくなります。

  • 図書館の本や借りた本、大切にしている本は避ける
  • 濡れたり反ったりしても気にならない雑誌や古い文庫にする
  • 浴室では読まず、休憩室で読む用として持って行く

本を石の上にじかに置くと、熱と汗の両方を受けます。置くならタオルの上に、閉じた状態で置きます。

休憩の5〜10分に数ページだけ読む、という使い方なら、紙の傷みも気になりにくいです。

イヤホンで音楽を聴きたいとき

「静かすぎると落ち着かないので、音楽を流したい」という方もいると思います。イヤホンの扱いもお店によって異なるので、まずはルールの確認からです。

使える場合に気をつけたいのは、次の点です。

  • 音漏れ:静かな室内では、小さな音量でもシャカシャカした音が周りに届きやすい
  • 周りへの気づき:スタッフの声かけや、隣の人が移動する気配に気づきにくくなる
  • 熱と湿気:ワイヤレスイヤホンは小さな電子機器なので、汗や高温が苦手なものが多い
  • 紛失:薄暗い室内で片方だけ落とすと、探すのが大変

横になった姿勢では、寝返りのはずみでイヤホンが外れやすくなります。タオルの間にまぎれてしまうと、返却する館内着セットと一緒に手元を離れてしまうことも考えられます。

音楽を楽しみたい方は、行き帰りの車の中や、帰宅後のくつろぎ時間に回すのもひとつの方法です。岩盤浴の間は「耳も休ませる時間」と考えると、気持ちの切り替えがしやすくなります。

アクセサリー・腕時計・眼鏡・スマートウォッチは外したほうがよい?

身につける物は、浴室に入る前に外しておくのが基本です。理由は物によって少しずつ違います。

身につける物 外したほうがよい理由
ネックレス・ピアス・指輪 金属は温まりやすく、肌に触れていると熱く感じることがある。汗で変色する素材もある
腕時計 金属のバンドや裏ぶたが温まる。革のバンドは汗と湿気が苦手
スマートウォッチ 電池を内蔵した電子機器。通知の振動や画面の点灯も周りに伝わる
眼鏡 熱に弱いフレームやレンズのコーティングがある。横になるとゆがみやすい
ヘアピン・金具つきのヘアゴム 金属部分が温まる。仰向けになると頭に当たる

外すタイミングは、館内着に着替えるときがいちばん忘れにくいです。小さなピアスや指輪は、ポーチや小袋にまとめておくと、帰りの身支度で探さずにすみます。

眼鏡がないと足元が見えにくい方は、浴室までかけて行き、横になる前に外して頭の横のタオルの上に置く方法があります。置いた場所を覚えておき、起き上がるときに踏まないよう気をつけてください。

コンタクトレンズについては、目の乾きやすさに個人差があります。気になる方は、かかりつけの眼科や購入店で相談しておくと安心です。

会話・いびき・物音:静かな室内での声と音のマナー

スマホの音以外にも、浴室では小さな音がよくひびきます。場面ごとに整理します。

  • 会話:お連れ様と一緒でも、浴室では小声で短く。「そろそろ出ようか」「次は向こうの部屋にする?」くらいの声かけにとどめ、おしゃべりは休憩室や帰り道の楽しみにとっておきます。
  • グループで来たとき:3人以上になると、小声のつもりでも重なって大きく聞こえます。浴室ではそれぞれ静かに過ごし、休憩のタイミングだけ合わせるのがおすすめです。
  • いびき:眠ってしまうこと自体は珍しくありません。お連れ様がいびきをかき始めたら、肩を軽くたたいて起こしてあげてください。一人のときは、眠気が強い日は仰向けの時間を短めにして、早めに休憩に出ると安心です。
  • 出入りの音:ドアは静かに開け閉めします。室内は薄暗いので、足元を確かめながらゆっくり歩きます。
  • 物音:ペットボトルのふたを開ける音、ビニール袋のカサカサする音、タオルを勢いよく広げる音は、静かな室内では意外と目立ちます。

逆に、ほかの方の話し声や画面の明かりが気になったときは、直接注意する必要はありません。場所を移るか、スタッフにそっと伝えてください。

場所取りと長時間の占有:混雑時の譲り合い

岩盤浴室の寝る場所は数が決まっています。岩盤健康革命では、低温室が8床、高温室が23床です。とくに低温室は床数が少ないので、譲り合いが大切になります。

気をつけたいのは、次の3つです。

  1. 休憩に出るときは、タオルも持って出る:タオルや荷物を置いたまま休憩室へ行くと、その場所はほかの方が使えません。戻ってきたら、空いている場所にあらためてタオルを敷きます。
  2. 1か所に長くとどまらない:当店の目安は、うつ伏せ約5分・仰向け5〜10分で1セット10〜15分ほど。区切りが来たら一度休憩に出ると、場所も自然に入れ替わります。
  3. 空いているときは1つ間を空ける:先にいる方の隣をあえて選ばず、間を空けるとお互いに落ち着けます。混んでいるときは、詰めて使います。

お連れ様の分の場所を先に押さえておくのも、混雑時は控えたいところです。一緒に入室して、その場で空いている場所を選ぶのがスムーズです。

混み具合が気になる方は、来店前に確かめる方法があります。岩盤健康革命は予約優先で、公式サイトの「ご予約はこちら」から混雑状況の確認と予約ができます。

敷きタオルと汗の後始末:次の人が気持ちよく使うために

岩盤浴では、石の上にじかに寝ることはしません。受付でお貸しする大判タオルを敷き、その上に横になります。

  • 大判タオル:広げて敷き、頭から足先までタオルの上に収まるように横になります。腕や足がはみ出すと、汗が石に落ちやすくなります。
  • フェイスタオル:顔や首の汗を押さえる用です。こすらず、軽く押さえるようにします。
  • 立ち上がるとき:タオルの外に汗が落ちていたら、フェイスタオルでさっと拭いておきます。
  • 休憩室へ移るとき:汗をかいたまま椅子に座るのが気になる方は、タオルを1枚持って行くと使いやすいです。

岩盤健康革命では、お一人の利用ごとにスタッフが岩盤を清掃し、夜間は全室をオゾンで殺菌・消臭しています。お客様に掃除をお願いすることはありませんが、「タオルの上で過ごす」「気づいた汗は拭く」の2つを意識していただけると、次の方も気持ちよく使えます。

使い終わった作務衣・大判タオル・フェイスタオルは、黒いバッグに入れて受付へお返しください。

香りについても一言。香水や香りの強いヘアオイルは、温かい室内で広がりやすいので控えめにします。

飲み物の持ち込みルールと水分補給のタイミング

岩盤浴では汗をかくので、水分補給は欠かせません。厚生労働省も、室内でも屋外でも、のどの渇きを感じていなくてもこまめに水分を補給するよう呼びかけています(出典:厚生労働省「熱中症を防ぎましょう」)。

飲むタイミングは、次の3回を基本にすると忘れにくいです。

  1. 浴室に入る前に、まずひと口
  2. セットとセットの間の休憩で、5〜10分かけてゆっくり
  3. 上がったあと、着替えの前後にもう一度

「のどが渇いた」と感じる前に飲むのがポイントです。岩盤健康革命では休憩室に飲み水を用意していますので、手ぶらで来ても水分補給ができます。

浴室の中に飲み物を持ち込めるかどうかは、お店によって異なります。持ち込めるお店での一般的なマナーは次のとおりです。

  • ふたがしっかり閉まる容器にする(ペットボトルや水筒。紙コップや缶は倒すとこぼれます)
  • 中身は水やお茶など、こぼれても色や香りが残りにくいものにする
  • 置き場所は頭の横のタオルの上。通路に置くと、薄暗い中で蹴ってしまいます
  • こぼしたら、自分で拭ききれない量のときはスタッフに伝える

当店の浴室に飲み物を持って入れるかどうかは、受付でおたずねください。

同じ姿勢で長く寝てしまわないために

薄暗く温かい室内では、眠気が来るのは自然なことです。うとうとする程度なら心配いりませんが、同じ姿勢のまま長く寝入ってしまうのは避けたいところです。

NITE(製品評価技術基盤機構)は、心地よいと感じる程度の温度でも、同じ箇所が長時間触れ続けると低温やけどになるおそれがあると注意を呼びかけています。接触時間の目安として、44℃で3〜4時間以上、46℃で30分〜1時間、50℃で2〜3分という数字が示されており、体調など身体の状態によっても変わるとされています(出典:NITE「低温やけど」の事故防止について(注意喚起))。

岩盤浴では、大判タオルを敷き、館内着を着たうえで横になるので、肌が石にじかに触れ続けるわけではありません。それでも、温かい面に同じ場所を当て続けないという考え方は共通です。次の4つを意識してみてください。

  • 大判タオルを敷いた上に横になる。肌を石にじかにつけない
  • うつ伏せ約5分→仰向け5〜10分と、体の向きを変える
  • 1セット終わったら休憩室に出る。続けて横になりっぱなしにしない
  • 「熱い」「ピリピリする」と感じた場所があれば、時間の途中でも体勢を変えるか外に出る

深く寝入ると、暑さやのどの渇きにも気づきにくくなります。眠気が強い日は、1セットを短めにして休憩を長くとるのがおすすめです。

利用を控えたほうがよいとき

マナーと同じくらい大切なのが、「今日は入らない」という判断です。次のようなときは、日をあらためることをおすすめします。

  • お酒を飲んだあと:消費者庁は入浴中の事故についての注意喚起のなかで、アルコールが抜けていない状態での入浴を控えるよう呼びかけています(出典:消費者庁「冬季に多発する高齢者の入浴中の事故に御注意ください!」)。岩盤浴も体を温める場所ですので、同じように考えてください。
  • 食後すぐ:同じ注意喚起で、食後すぐの入浴も控えるよう示されています。食事のあとは、少し時間を空けてからお越しください。
  • 体調がすぐれない日・寝不足の日:熱がある、だるい、ふらつくといった日は無理をしません。
  • 入っている途中で気分が悪くなったとき:すぐに浴室を出て休憩室で休み、スタッフに声をかけてください。

妊娠中の方、持病のある方、通院中や服薬中の方は、利用してよいかどうかを事前にかかりつけの医師にご相談ください。

何も持ち込まない日の過ごし方

「何もしない時間が不安」という方にお伝えしたいのは、岩盤浴の1回あたりの時間はそれほど長くない、ということです。

岩盤健康革命でご案内している過ごし方の目安は、うつ伏せ約5分、仰向け5〜10分、休憩室で5〜10分です。横になっているのは、1セットあたり10〜15分ほど。テレビ番組のCMをいくつかはさむくらいの長さです。

その10〜15分は、たとえばこんなふうに過ごせます。

  • 目を閉じる:薄暗い室内なので、目を閉じるだけで周りが気にならなくなります。
  • 呼吸を数える:鼻から吸って口からゆっくり吐く、を「1、2、3…」と数えるだけ。10まで数えたらまた1に戻ります。
  • 体の感覚を追う:背中、腰、ふくらはぎと、石に触れている場所を順番に意識してみます。
  • うとうとする:眠気が来たら、逆らわずに目を閉じていて大丈夫です。
  • 何も考えない練習をする:考えごとが浮かんできたら「あとで」と置いておきます。

一人で来た日は、姿勢ごとにやることを決めておくと、時間の区切りが分かりやすくなります。

  • うつ伏せの約5分:腕を枕にして顔を横に向け、呼吸を30回ほど数える。ゆっくり数えると、だいたい5分前後になります。
  • 仰向けの5〜10分:手のひらを上に向けて力を抜き、足先から頭まで順番に意識を移していく。
  • 休憩室の5〜10分:お水を飲みながら、次はどちらの部屋に入るかを決める。

時間が気になる方は、浴室を出たときに時計を見るようにすると、「今は何セット目か」が把握しやすくなります。きっちり計らなくても、「暑くなってきたら出る」で十分です。

岩盤健康革命の浴室はどんな場所?薄暗さと温度から考える

ここで、岩盤健康革命の浴室の様子を具体的にお伝えします。お店の環境が分かると、何を持って入るかも決めやすくなります。

  • 低温室(38℃)が8床、高温室(40〜42℃)が23床
  • 石の温度は室温より10℃ほど高め
  • 室内は薄暗く、男女兼用
  • 石は岡山県内の一部でしか採れない「皇輝石(こうきせき)」を敷き詰めている
  • お一人の利用ごとに岩盤を清掃し、夜間は全室をオゾンで殺菌・消臭している

皇輝石を敷き詰めた岩盤浴室の床と、その上に広げた大判タオルのアップ

薄暗く、温かく、男女兼用という3つの条件から考えると、画面の明かり・電子機器の熱・撮影への配慮が、とくに大切になる空間だと言えます。

館内着は作務衣で、大判タオルとフェイスタオルも受付でお貸ししています。持ち込む小物を減らしたい方は、スマホや本は浴室に持って入らず、お水を飲む休憩のときに手に取る、という形がおすすめです。

低温室(38℃)と高温室(40〜42℃)での過ごし方の違い

2つの部屋は、温度だけでなく広さも違います。マナーの面で意識したい点を並べます。

低温室 高温室
室温 38℃ 40〜42℃
床数 8床 23床
音と光 人との距離が近くなりやすく、小さな音や画面の明かりも届きやすい 床数が多いぶん、出入りする人も多い。ドアの開け閉めと足音に気を配る
場所 床数が少ないので、休憩に出るときはタオルを持って出る 空いていれば、1つ間を空けて場所を選びやすい
持ち物 スマホの使用温度の上限(35℃)は超えている 室温・石の温度ともさらに高く、電子機器への負担が大きい
時間 目安の時間で体勢を変え、休憩をはさむ 暑さを感じやすいので、目安より短めに切り上げてもよい

当店では、セットごとに部屋を変えて温度の違いを感じてみるのもおすすめしています。熱いのが得意でない方は、1セット目を低温室にして様子を見る、という選び方もあります。

部屋を移るときも、タオルは持って移動します。前の部屋に置いたままにしないのが、場所取りを防ぐコツです。

温度が心配な方は、熱いのが苦手でも岩盤浴は入れる?温度の目安と無理しない過ごし方で、低温室と高温室の選び方を詳しく書いています。

室内と休憩室の使い分け

岩盤浴は、浴室でずっと過ごすものではありません。浴室で温まる時間と、休憩室でひと息つく時間を行き来します。この切り替えを使うと、スマホや本とも無理なく付き合えます。

岩盤健康革命の基本料金は100分です。目安どおりに2セット過ごす場合の流れは、次のようになります。

  1. 受付で館内着セットを受け取り、着替える
  2. 浴室へ。大判タオルを敷いて、うつ伏せで約5分
  3. 仰向けになって5〜10分
  4. 休憩室へ移動し、お水を飲みながら5〜10分休む(スマホや本を見るならここ)
  5. 2セット目へ。部屋を変えて、温度の違いを感じてみるのもおすすめ
  6. もう一度休憩室で水分補給
  7. シャワーや着替えをして、使った館内着セットを黒いバッグに入れて受付へ返す

100分の過ごし方の流れ図。浴室(うつ伏せ約5分→仰向け5〜10分)と休憩室(5〜10分・水分補給・スマホや本はここで)を2セット行き来する様子を矢印で示したもの

図:100分の過ごし方の流れ図。浴室(うつ伏せ約5分→仰向け5〜10分)と休憩室(5〜10分・水分補給・スマホや本はここで)を2セット行き来する様子を矢印で示したもの

浴室で横になっている時間は、2セット合わせても20〜30分ほどです。「100分間スマホなしで過ごす」わけではないと分かると、気持ちが楽になるのではないでしょうか。

休憩室でスマホを見るときは、浴室から持ち出した直後に本体が熱くなっていないかを確かめ、熱ければ少し置いてから使います。通話や動画の音出しは控えめに。ほかの方も、温まったあとの静かな時間を過ごしています。

時間は目安ですので、体調に合わせて短くしても大丈夫です。100分を超えた場合は延長料金(30分400円)がかかるため、帰りの身支度の時間も見込んでおくと慌てずにすみます。上がったあとの流れは、岩盤浴の入り方|上がったあとシャワーは浴びる?帰るまでの流れにまとめています。

迷ったらスタッフに聞いて大丈夫

ここまで細かく書いてきましたが、岩盤浴のマナーは「自分がされて気になることは控える」の一言にほぼ収まります。細かい作法を覚えていなくても心配はいりません。

「こんなことを聞いたら恥ずかしいかな」と思う方もいるかもしれません。けれど、スタッフにとって初めての方からの質問は日常のことです。遠慮はいりません。

たとえば、受付でこんなふうに聞いていただければ十分です。

  • 「初めてなんですが、スマホは中に持って入れますか」
  • 「荷物はどこに置けばいいですか」
  • 「飲み物は中に持って入ってもいいですか」
  • 「どっちの部屋から入るのがいいですか」
  • 「どれくらいで休憩に出たらいいですか」

岩盤健康革命では、初めての方に初回割引(1,300円)をご用意しています。館内着セットも料金に含まれているので、手ぶらでお越しいただけます。持ち物を最小限にしたい方は、岩盤浴の持ち物は?手ぶらで寄りたい日の最低限リストも参考にしてみてください。

分からないことをその場で聞けるのは、地元の小さなお店の良いところだと思っています。

よくある質問

岩盤浴の室内でスマホを使うのはマナー違反ですか?

お店が認めている範囲で使うぶんには、マナー違反にはなりません。ただし、ルールは施設ごとに異なります。持ち込み自体を控えてもらっているお店もあるので、まずは受付や掲示で確認してください。使える場合は、音を鳴らさない、画面をいちばん暗くする、撮影や通話をしない、の3点を守ると周りの方も落ち着いて過ごせます。迷ったら休憩室で見ると決めておくと気楽です。

岩盤浴にスマホを持ち込むと壊れますか?

壊れるとは言い切れませんが、スマホにとって負担のかかる環境ではあります。たとえばiPhoneは周辺温度0〜35℃で使うよう設計されており、当店の浴室は低温室でも38℃、石の表面は室温よりさらに10℃ほど高くなっています。石の上にじかに置くのは避け、熱くなったら電源を切って休憩室など涼しい場所へ移してください。心配な方は、浴室に持って入らないのが安心です。

岩盤浴に本や漫画は持ち込めますか?紙は傷みますか?

持ち込めるかどうかはお店のルール次第です。持ち込める場合でも、汗のついた手で触れるとページの端が波打ち、湿気で表紙が反ることがあります。浴室が薄暗いので、文字も読みにくくなります。図書館の本や借りた本は避け、濡れても気にならない雑誌や古い文庫を、休憩室で読む用に持って行くのがおすすめです。読書灯やスマホのライトは、周りの方の目に入るので控えます。

何もせず横になっているだけで、退屈しませんか?

1回に横になる時間は、目安で10〜15分ほどです。うつ伏せ約5分、仰向け5〜10分で一度休憩に出るので、思ったより早く区切りが来ます。目を閉じて呼吸を数えたり、石に触れている背中や腰の温かさに意識を向けたりして過ごすのが一般的です。落ち着かない日は、短めに切り上げて休憩室で過ごす時間を長くしてもかまいません。

岩盤浴は1回何分くらい入りますか?途中で休憩は必要ですか?

当店の目安は、うつ伏せ約5分、仰向け5〜10分、そのあと休憩室で5〜10分の休憩です。これを2セットほど行います。休憩は水分補給のためにも、体の向きや場所を変えるためにも大切な時間です。時間はあくまで目安ですので、暑いと感じたら途中でも出てかまいません。基本料金は100分で、着替えや帰りの身支度もこの時間に含まれます。

岩盤浴中に寝てしまっても大丈夫ですか?

うとうとするくらいなら心配いりません。薄暗く温かい室内なので、眠気が来るのは自然なことです。ただ、深く寝入ると暑さやのどの渇きに気づきにくくなり、同じ姿勢のまま長く過ごすことにもなります。目安の時間を過ぎたら一度体を起こして休憩室へ移り、お水を飲むようにしてください。寝不足の日や体調がすぐれない日は、時間を短めにするか、無理をせず別の日にするのも大切な判断です。

友人や家族と一緒のとき、室内で話してもいいですか?

浴室の中は、静かに横になっている方が多い場所です。「そろそろ出ようか」といった短い声かけを小声でする程度にとどめるのが無難です。ゆっくり話したいときは、休憩室でお水を飲みながら、周りの様子を見て控えめな声でどうぞ。浴室では、隣り合って同じ時間を静かに過ごすだけでも、一緒に来た楽しさは十分に感じられると思います。

岩盤浴に飲み物は持ち込めますか?どのくらい飲めばいいですか?

浴室への持ち込みはお店によって異なるので、受付で確認してください。持ち込める場合は、ふたの閉まるペットボトルや水筒に水やお茶を入れ、通路ではなく頭の横に置きます。量については人や体調によって違うため、決まった数字はありません。入る前、セットの間の休憩、上がったあとの3回を基本に、のどが渇く前にこまめに飲むのが目安です。当店では休憩室に飲み水を用意しています。

イヤホンやスマートウォッチ、アクセサリーは着けたままでいいですか?

外しておくのがおすすめです。金属のアクセサリーや腕時計は温まりやすく、肌に触れていると熱く感じることがあります。スマートウォッチやワイヤレスイヤホンは電池を内蔵した電子機器で、高温や汗が苦手なものが多いです。通知の振動や画面の点灯、音漏れも周りに伝わります。着替えるときにまとめて外し、小袋に入れておくと紛失も防げます。

時間はどうやって計ればいいですか?

きっちり計らなくても大丈夫です。当店でご案内している時間はあくまで目安で、「暑くなってきたな」と感じたら出る、という判断でかまいません。目安を知りたい方は、浴室を出たときに時計を見て、休憩を含めたおおよその経過を把握すると安心です。スマホのタイマーを使う場合は、音や振動が鳴らない設定にできるかを確かめ、持ち込みについてはスタッフにご確認ください。

岩盤浴室で写真を撮ってもいいですか?

浴室内での撮影は控えるのが一般的なマナーです。館内着でくつろいでいるほかのお客様が写り込むおそれがあり、薄暗い室内ではフラッシュや画面の明かりも目立ちます。横になっている人がいる場所でレンズを向けると、何を撮っているのか周りからは分からず、誤解のもとにもなります。当店の浴室は男女兼用ですので、なおさら配慮が必要な場所です。来店の記念に写真を残したい場合は、撮ってよい場所があるかどうかをスタッフにおたずねください。

一人で行っても浮きませんか?室内では何をして過ごせばいいですか?

浴室では一緒に来た方同士も静かに過ごすので、一人でも周りと過ごし方は変わりません。うつ伏せの約5分は呼吸を数え、仰向けの5〜10分は足先から頭まで順番に力を抜いていく、というように姿勢ごとにやることを決めておくと、時間の区切りが分かりやすくなります。休憩室では、お水を飲みながら次に入る部屋を決めたり、持ってきた本を数ページ読んだりして過ごせます。

まとめ

  • 岩盤浴にスマホや本を持ち込めるかは、お店のルール次第。まず受付や掲示で確認する
  • 岩盤浴のマナーで気をつけたいのは「音」「光」「熱と湿気」。前の2つは周りへの配慮、3つ目は持ち物を守るための注意
  • iPhoneの使用温度は0〜35℃。浴室は38℃以上、石の表面はさらに10℃ほど高いので、石の上にじかに置かない。モバイルバッテリーは持ち込まない
  • 浴室ではカメラを使わない。レンズを人のいる方向に向けない
  • 本は借りた物を避け、休憩室で読む用に。アクセサリーや腕時計は着替えのときに外す
  • 休憩に出るときはタオルも持って出る。場所取りをしない
  • 横になるのは1セット10〜15分ほど。体の向きを変え、休憩のたびに水分をとる
  • 飲酒後・食後すぐ・体調がすぐれない日は控える。妊娠中や持病のある方は医師に相談する
  • 分からないことは、遠慮なくスタッフに聞いて大丈夫

岩盤健康革命は、岡山県倉敷市吉岡295にある岩盤浴専門店です。年中無休で9:00〜23:00まで営業しています(受付時間は一般の方11:00〜20:00、会員の方9:00〜22:00)。駐車場があり、入口のフラッグが目印です。

岩盤浴の基本料金は100分2,700円(平日・土日祝とも同額、館内着セット込み)、初めての方は初回割引で1,300円です。お支払いは現金・各種クレジットカード・PayPay・楽天Payに対応しています。館内着もタオルもお貸ししているので、スマホを置いて身ひとつで横になる時間を過ごしに来ていただけます。

「中でどう過ごせばいいか分からない」という方も、受付でそのままお伝えください。予約優先ですので、混雑状況の確認やご予約は公式サイトの「ご予約はこちら」からどうぞ。気になったら、まずは一度のぞいてみてください。初めての方も、お気軽にお越しください。

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気になったら、一度のぞいてみてください。

倉敷市吉岡の岩盤浴専門店。低温室と高温室でじんわり、光美肌脱毛やリラクゼーションも。初めての方も、どうぞ気軽に。

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岡山県倉敷市吉岡295
OPEN年中無休
9:00 – 23:00
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